インプラント治療

失われた歯を人工歯根によって再生させるインプラント治療は歯科医学の中でもっとも先端をいく技術です。
当医院ではHAコーティングが施された米国ジンマーデンタル社製インプラント「スプラインMP-1」を採用しております。HAとはハイドロキシアパタイトの事で骨や歯を構成する成分のため、生体親和性が高く特殊技術によりHAがコーティングされたMP-1は大変臨床成績が良いものです。

高い価格には理由がある

あなたは自分の口の中のインプラントメーカーを知っていますか?

 

過去にインプラント治療を受けられた患者様の中で自分に使用されたインプラントメーカーを

知っている方は実際ほとんどいらっしゃらないと思います。

 
 激安インプラントの安全性は???

 

ここ数年、日本の厚生労働省無認可の激安インプラントについて多くの患者様よりお問い合せ頂きます

しかし、歴史と実績を生じるインプラントの一流メーカーを使用すれば、材料費用と技工士に支払う

技工費用が必ず20万円近くかかってしまいます。

 

さらに安全性を第一に考えると、インプラント治療で仕様する機械には全て滅菌済みのもので、

材料は1回限りの使い捨ての物を使用する必要があります。

 

確かにアジア圏の安い材料を使用し、アジア圏の安い技工会社に発注すれば10万円でもインプラント

治療は行えるでしょう。

しかしインプラントやセラミックの歯は、患者様の口の中に入れるものです。

患者様への費用負担は減らせるといっても、安全性が保証されていない材料はやはり使用出来ないので、

当院では安価なインプラントメーカーの導入は見送らせて頂いております。

スプラインインプラントの特徴

スプラインインプラントシステムは、米国ジンマーデンタル社によって作られ、1997年に株式会社 白鵬によって日本で発売された、非常に完成度の高いインプラントシステムです。

【特徴1】
 インプラントとアバットメントの接合様式は、スプラインと呼ばれる独自の構造を有し(右上図)、アバットメントの回転抑止やスクリューの弛み防止などにすばらしい能力を発揮し、多くのインプラントに起こるトラブルを防止します。 その結果、チェアータイムを短縮し、インプラントを成功へと導きます。スプラインの連結構造は、凹凸嵌合による接合状態を呈しています。これらの連結構造は船舶やヘリコプターなどのローター連結部に採用されています。 つまり、回転力の許容誤差を最小限に抑え、かつ強度を最大に維持する連結構造といえます。

【特徴2】

 

 HA コーティングインプラントは、チタンインプラントと比較して、

骨とカルシウムブリッジにより直接生化学的に結合します。

この結果、インプラント周囲と骨海面において、より早く、より強い

結合力、より多くのの骨形成が期待出来ます。

HAコーテッドインプラントがチタン系インプラントに比べて優れている

点として以下の点が挙げられます。

 

  • 1.必ずしも初期固定を必要としない。
  • 2.インプラント自体の骨伝導性による抜歯窩などのスペースに左右されない許容性。
  • 3.骨質を選ばない(骨質 TypeⅣに有効)。
  • 4.早期の骨結合などがあげられる。 

しかし、過去に他社の製品で、チタン表面にコーティングされたHAが剥がれてバイオインテグレーションが破壊

され、感染によって早期に骨吸収が進むという問題点が指摘された時期がありました。

HAコーティングインプラントは、すべて同じ品質ではなく、製造各社それぞれ、コーティング技術、結晶率、

HA層の厚み、溶着強度など製品間の差があり、信頼性のある製品選びが必要です。

 

適応症の選択、無理のない補綴設計、口腔内環境の整備を行ったうえでのMP-1のような信頼性のある

HAコーティングインプラントの使用は、長期的にも安定し患者にとって優しいインプラントであると

言えます。